※このページ記載の研修会は全て終了しています。
障害児保健福祉部 副部長 近藤 圭三
平成15年10月4日(土)に大阪リハビリテーション専門学校において、生涯学習部と障害児保健福祉部の共催にて弘前大学の近藤和泉先生をお迎えし、 GMFM(粗大運動能力尺度)とPEDI(リハビリテーションのための子どもの能力低下評価法)を中心に「小児理学療法の新しい評価尺度の紹介」というテーマで研修会が開催されました。 小児理学療法領域においても治療効果判定の標準となる尺度の必要性が望まれており、会場には予想を遥かに上回る148名の参加者がありました。 内容はGMFMとPEDIについての概念、判定方法の実際や数値のとらえ方など、限られた時間で深いレベルまで伝えようという講師の熱意が伝わってくる充実したものでした。 受講者からの感想としては、GMFMとPEDIについての予備知識がなかった方などは内容が少し難しかったという意見もありましたが、多くの意見は GMFMとPEDIのとらえ方がある程度理解でき実際に自分の担当している児に使ってみたいという意見でした。 今後、多施設間の情報交換での標準のひとつにGMFMとPEDIが使用されるようになることが予想されます。 近々日本用に改良を加えたPEDIも出る予定とのことです。 新しい情報は、士会ホームページまたは小児理学療法士メーリングリストなどで流していきたいと考えています。
今後も障害児保健福祉部の活動へのご意見とご支援を宜しくお願い申し上げます。
障害児保健福祉部 部員 西村 晶子
平成15年8月30日(土)午後2時30分から午後5時まで南大阪療育園にて第8回障害児保健福祉部ミニ研修会を開催し, 昨年度大変盛況であった小児理学療法症例検討会を引き続き行ないました。他府県からの5名、他職種3名を含む48名が参加し、前半・後半それぞれ4グループに分かれ、ビデオテープによる発表症例を基に各セラピストが日頃の経験と知識を共有する場となりました。
参加者のアンケートでは「他のPTの意見が聞け,今後の子どもたちへの取り組みへの参考となった」、「同じ悩みを持つPTがいるということが心強く思えた」、「他施設のPTの意見を聞くことができて勉強になった」、「症例検討会を通して症例の見方,治療の考え方をもう1度考え直す機会となってよかった」「普段自分が見落としている点に気づく機会になった」などの声が聞かれました。また小児理学療法の治療手技等勉強会の企画を求める声や次回の症例検討会の開催を希望される意見をたくさんいただきました。
来年度以降もミニ研修会を開催し、発達障害児にかかわる理学療法士の間での交流を深めながら、子どもたちがよりよい生活を送れるような理学療法治療を提供していきたいという思いを強くしました。
今後も障害児保健福祉部の活動への皆様のご意見とご支援をよろしくお願い申し上げます。