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(障害児保健福祉部/生涯学習部 合同開催)
薮中 良彦(障害児保健福祉部)
講 師:近藤 圭三 氏(関西医科大学病院)
開催日:平成16年6月26日(土)
平成16年6月26日(土)大阪リハビリテーション専門学校にて、障害児保健福祉部と生涯学習部の合同開催による「小児呼吸理学療法の実際」というテーマの研修会が開かれました。NICUに於ける新生児から成人に至るまで、長年に亘り重度の子どもたちに対して小児呼吸理学療法を実践しておられる関西医科大学病院の近藤圭三先生に、症例を交えながら小児呼吸器及び病態の特徴・NICUにおける呼吸理学療法・重度障害児への呼吸療法・家族への指導方法などについて講演をしていただきました。
137名と多くの方の参加があり、非常に盛況でした。研修会終了後提出していただいたアンケートでは、「解剖・生理を含め小児呼吸理学療法の基礎の話を聞けて良かった。」、「ビデオ映像によって視覚的のみならず聴覚的にも実際の治療場面を知ることができ分かりやすかった。」、「NICUの話だけではなく年長児の話もあり、現場で参考になる内容であった。」「他のスタッフや母親に対する指導が参考になった。」などの意見が多く、経験の浅い理学療法士からベテランの理学療法士まで、それぞれの経験に合わせて得るものが多い研修会でした。
また、来年度以降も「重症児に対するポジショニング」・「小児に関わる臨床心理士や小児神経科医の話」・「学校や自宅に赴き障害児の訪問リハビリテーションをされているPTの話」・「小児水中理学療法」・「成人脳性まひ者の理学療法」などのテーマの研修会の開催を望む声が聞かれました。
(障害児保健福祉部 主催)
上原 隆浩(枚方療育園)
(一般向け研修会)
講 師:藪中 良彦 氏(南大阪療育園)
日置 多美 氏(泉佐野市立木馬園)
開催日:平成16年7月11日(日)
平成16年7月11日(日)第16回大阪府理学療法学術大会会場にて、藪中良彦氏(南大阪療育園)、日置多美氏(泉佐野市立木馬園)を講師に、肢体不自由児を介護する一般府民の方を対象とした研修会を開催しました。参加者は73名で、肢体不自由児の保護者、介護・医療専門職員、養護学校職員など様々な方が来られました。
内容は移動、トイレ、入浴介助について、スライド、ビデオにて介助のポイント、良い例、悪い例、器具の紹介・使用例を説明し、実技として立ち上がり、歩行介助を行いました。講義後の質疑応答では質問だけでなく、介助する側の切実な意見なども聞くことが出来ました。終了後提出して頂いたアンケートでは「一般的な方法であったが知らなかった部分があった」「介助者の目線で行動し、介助される側の気持ちになって介助していないことがあった」などの感想のほかに、「重度の障害児に対する介助法を教えてほしかった。」「少人数の講習をしてほしい」などの意見も頂け、今回の研修会に対する参加者の期待の高さや日常での苦労などを感じることが出来ました。
私自身、普段の限られた治療時間では聞くことの出来ない介助者の意見を聞け、勉強になりました。
この研修会で得たことを、今後の活動につなげ、理学療法士がより地域に必要とされ、活躍できたらと思っています。
今後も障害児保健福祉部の活動へのご意見とご支援を宜しくお願いします。
(障害児保健福祉部 主催)
榎勢 道彦(障害児保健福祉部)
2004年9月4日(土)、南大阪療育園において「第3回発達障害児症例検討会」が行われました。関連他職種4名を含む55名の参加があり、例年同様盛況でした。
前半・後半それぞれ3グループに分かれ、各グループで1症例のビデオ発表と討議が行われました。今回は、ボイタ法を実践されている方々にも発表していただきました。参加者からは「ボイタ法がどのようなものか実際に見られてよかった。」、「ボバースやボイタなど様々な子どもの診かた、治療の仕方を見ることができ、とても勉強になった。」などの感想がありました。また、「いろいろな病院、施設のセラピストの意見や考えを聞くことができ、非常によい研修会だと思う。」、「是非来年も症例検討会を開催してほしい。」などのご意見もいただきました。治療法の枠を超えて、セラピストの日頃の経験と知識を共有する場として来年度も引き続き症例検討会を開催したいと考えています。