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研修会報告「平成18年度第5回発達障害児事例検討会」

会 場:社会福祉研修施設山西福祉記念会館
開催日:平成18年9月9日(土)

秋頃になると開かれる、障害児保健福祉部主催の発達障害児事例検討会は今回で何度目を迎えるのか、と普段は車通勤の私が電車に揺られ会場に向かう際に毎度考えている中、第5回目が56名の参加者と共に開催されました。
今回の事例検討会では初めに豊中市立障害福祉センターひまわりの国安輝重氏より「これからの障害保健福祉サービス:セラピストに関わる障害者自立支援法と特別支援教育」について講演して頂きました。その中で福祉行政の方向性として効率化=費用対効果がより進められる中、いかにセラピストが効果的・具体的内容を地域社会(現場)に提供し、尚かつ分かり易く理解してもらう様に努めなければならない、という点が印象深く再確認させられました。
そのあと、事例検討会では5グループに分れ、ビデオ症例発表についてディスカッションしました。私の参加したグループでは三ヶ山学園こどもデイケアいずみの花井麻美氏より「5歳男児(脳性麻痺)の就学にむけての取り組み」について提示して頂きました。本児は未熟児網膜症を合併しており、身体・動作・空間における関連の組み立て能力が乏しく、どのように関連付けを行うように工夫すれば良いのかについて、就学前のADL動作(食事場面)を踏まえ検討していることに強く共感しました。また、各先生方から具体的な意見交換があり非常に充実した検討会でした。
今後の検討会にも電車に揺られ、何回目だったのかを考えながら期待を走らせて出向きます。

木下 達夫 (社会福祉法人枚方療育園)

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