学校保健活動委員会は、理学療法士の職域拡大を図るべく、学校保健における児童・生徒の運動器検診に関わることを模索することから始まりました。現在は、堺市の小・中学校において、学校医が整形疾患等の早期発見、身体状況を把握するための補助として、運動器機能予備調査を実施しています。さらには、児童・生徒への運動指導、教職員や保護者を含めた運動器に関する講義(出前授業)等も行っています。これらのために、派遣人員の育成として登録講座の開催や、出務人員の募集・配置を行っております。
学校保健活動を通じて、理学療法士が医学的リハビリテーションへの貢献のみならず、障がい論や障がい予防の教育といった教育的リハビリテーションへ貢献することが重要です。
運動器機能予備調査、運動指導、運動器に関する講義(出前授業)等の学校保健活動に参加するには、学校保健活動登録講座の受講と学校保健活動への登録が必要です。登録講座の開催は定期的に府士会ニュースに掲載されますので、ぜひご参加ください。
※他の地域への活動の拡大を模索しています。今後活動が広がることで活動内容も増える可能性があります。
運動器機能予備調査の様子
府士会としての学校保健活動は堺市においては活発に行っているものの、他の地域では実施できていないのが現状です。今後は同じような活動を他の市区町村でも実施し、府下全域での活動が出来るようになることが目標です。そのため、1人でも多くの会員に協力いただけるように、登録講座の開催も継続していきます。活動は現状行っている内容に限らず、特別支援教育などこれまでに実施していないようなことも、各自治体の要望などを聴きとりながら取り組んでいくことが必要と考えています。
運動器機能予備調査票、運動指導資料、運動器の講義資料などは、
こちら<(登録講座受講者のみ閲覧可)>
運動器機能予備調査の実施場所の一例